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大阪中之島美術館×グラフようちえん 今年度のテーマは「見る/目」、「まとう/皮膚」

昨年に引き続き、大阪中之島美術館にて、全身をつかって表現する “もの” をつくるだけではないワークショップを、今年度3回にわたり実施します。今年度のテーマは、「見る / 目」や「まとう / 皮膚」を 軸に、イマジネーションで自分の世界が無限に広がることを感じるセッションを行います。

感覚を豊かにして、創造を身近なものにすると同時に、こどもたちのコミュニケーションの幅が広がることを 目的とするこのプログラムでは、五感をフルに使って、他者と自己、装飾と衣服、物語とメディアなどの関係 を探りながら、いろんなもののあいだにある無限の幅を体感します。

ナッカキッズコミュニケーションプログラム session 4「誰かと自分 by グラフようちえん」

今回のプログラムにはゲスト講師として、ドラァグクイーンのペティ・ビッチョリーナ氏をお招きし、自分の顔をキャンバスに、透明なシートやビニル袋など透ける素材の上から、貼ったり描いたり重ねたり、思い思いの装飾を施しながら、いつもとは違ういろんな新しい自分を創造するワークショップを開催します。架空の誰かや、自分じゃない自分を空想して、「自分らしい」はひとつじゃないことを楽しむプログラムです。

ペティ・ビッチョリーナ(ドラァグクイーン)

関西を中心に活動するドラァグクイーン。レインボーパレードなどのLGBTQ+イベントに多々出演するほか、近年では舞台「リプシンカ~ヒールをはいた男!?たち」に出演するなど、精力的に活動している。
https://www.instagram.com/bitchorina/


わたしたちの企画は「コミュニケーション」を基準としたラーニングプログラム。2022年度は身体や音を使って《他者》との関係性を体感的に考える内容で開催しましたが、
2023年度のプログラムは《自分》との関係性にフォーカスすることで、参加者それぞれが自分自身の表現や可能性についてクリエイションしていくことを目的としています。

今回のプログラム「誰かと自分」では、参加者の「将来〇〇になりたい」、「〇〇に変身してみたい」「自分は〇〇なのかもしれない」といった想像を具現化する方法を、ドラァグクイーンのペティ・ビッチョリーナさんと共に考え、表現力を育てていく内容です。

テーマや目的を熟考しながら、メイクや装飾、または表情やダンスといった様々な方法を使い分け、洗練された表現力を身につけられた、今回のプログラムにぴったりのパフォーマーとして講師にお招きしました。

【開催概要】
ナッカキッズコミュニケーションプログラム session 4「誰かと自分 by グラフようちえん」
日時|2023年8月3日(木)
・午前の回 10:30-12:00(90分)受付 10:15-
・午後の回 14:00-15:30(90分)受付 13:45-
会場|大阪中之島美術館 1Fワークショップルーム
主催|大阪中之島美術館
講師|ペティ・ビッチョリーナ
対象|小学生
定員|各回15名
参加費|無料
申し込み方法|要事前申込・先着順
詳細は大阪中之島美術館HPをご覧ください。

*未就学児の方は参加できません。
*こどもが自由に、自らの感性のままにものづくりができるよう、保護者の方の見学はご遠慮いただきます。ご理解の上お申し込みください。
*プログラムの材料は美術館が用意いたします。

今後の予定
包むとまとう byグラフようちえん(仮) 2023年11月実施予定
ものがたりと写真byグラフようちえん(仮) 2024年3月実施予定

●グラフようちえんとは?

こどもたちに向けて”ものづくり”と”まなび”を合わせたワークショップを中心に展開しています。
地域や暮らしに根付く歴史や伝統、文化をテーマに学び、その中から得た知識やアイデアをヒントにものづくりを行います。
新しい知識に触れるワクワクやドキドキを、grafならではの”まなび”を通して伝えていきます。