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日本工芸産地博覧会大阪 2023 開催

2021年の初開催から2年ぶりに全国の工芸産地が集う体験型イベント「JAPAN CRAFT EXPO日本工芸産地博覧会 2023」を2023年11月3日(金)~5日(日) 大阪 万博記念公園内お祭り広場で開催いたします。grafは総合ディレクション(クリエイティブディレクション・会場構成・アートディレクション・企画)を担当。

日々の暮らしを支える工芸の数々は、全国約300の工芸産地で生み出されています。ここに繰り広げられる体験型イベント「日本工芸産地博覧会」は、この工芸産地から、北は北海道、南は沖縄まで55のつくり手が一堂に会し、一つの大きな産地をつくり上げるものです。第2回目の開催となる今回のテーマは「工芸が見つめる未来 体験が解き放つ 産地への衝動」。全国各地で培われてきたものづくりが集う場で、技に触れ、語り、今を生きる姿、未来へのきっかけを感じれば、訪れた人はきっとその土地へ行ってみたい気持ちを駆り立てられるでしょう。その昂ぶりは、職人たちの意欲を燃やし、工芸産地の次を切り拓くにちがいありません。

そして万博の開催が間近に迫る大阪からこのつながりを世界中に拡げていくために、想いと志を強く高く、ここに再び日本工芸産地博覧会を開催いたします。職人に学ぶワークショップや実演・物販、産地に根付いたフードマルシェ、圧倒的な数の工芸体験をご用意しています。


日程 :2023年11月3日(金・祝) 4日(土) 5日(日) 
場所 :大阪万博記念公園(大阪府吹田市千里万博公園1-1)
入場料 :500円(中学生以下無料)(万博公園への入園料別途 大人260円、小中学生80円)

内容 :ワークショップイベントの開催 日本全国の工芸品の展示・販売、マルシェイベントの開催
出展 :工芸メーカー55社、フードマルシェ等 

WEBサイト https://kougei-sunchi.or.jp/expo/
Instagram @kougei_sunchi
Twitter @kougeisunchi
Facebook @kougeisunchi


ディレクションコンセプトについて


デザインディレクションについて
日本工芸産地博覧会の「工芸と産地、この体験が今と未来をつなぐ」というコンセプトを大切にしながら、第1回目の2021年の開催時には、まずは工芸のあらゆる側面をミクロな視点からマクロな視点まで様々な解像度で体験してもらうために「工芸のパースペクティブ/perspective」というキーワードを掲げ、クリエイティブ開発の総合ディレクションを行いました。

2年ぶり2回目の開催となる今回は、2025年の大阪・関西万博、そしてその先の未来に向け、会場だけには留まらない日本中の産地へ想いを馳せることにもフォーカス。「工芸が見つめる未来 体験が解きはなつ 産地への衝動」というテーマを設けました。

今回のグラフィックは前回の「工芸のパースペクティブ」というキーワードで制作したビジュアルがこれからの未来や日本全国に解きはなたれ、工芸の可能性がのびやかに拡張する世界をイメージしています。またコロナ禍を経て、多くのインバウンドが訪れていることやローカルからグローバルへ視野を広げていくことも重要視し英字タイトル「JAPAN CRAFT EXPO」を全面に押し出しました。


会場構成について
2回目の開催となる今回は、メインビジュアルである赤・白・青のオリジナルタープが秋の空をダイナミックに彩ります。光が優しく落ちる透明屋根の出展ブースが長屋のように並ぶ出展エリアや、工芸産地の今の姿を伝えるパネル展を背後に構えるステージなど、キーワード「工芸のパースペクティブ/perspective」をお祭り広場全体から伝えられるように大きな一つのパビリオンとして構成しました。

クリエイティブディレクション:服部滋樹(graf)
会場設計:竹之内佳司子(graf)、合田知代(graf)
アートディレクション・企画:村川晃一郎(graf)
デザイン:赤井佑輔(paragram)
LPサイト制作:株式会社MRI
ディレクション : 古澤佑介
デザイン :中田由実子 (ottodesignlab.)
TEAMEXPO共創パートナー:職人の技を見て、話を聞き、全ての工芸に触れる3日間TEAMEXPO共創チャレンジ


職人の技を見て、話を聞き、全ての工芸に触れる3日間

1970年の大阪万博のシンボル太陽の塔が見守るお祭り広場の約12,000平方メートルの屋外スペースに、全国55の工芸産地が集います。目指したのは、産地のまるごと体験。金属、陶磁器、木工、漆、紙、繊維、皮革など多様な工芸産地が集結し、実際に製造現場を見学しているような臨場感ある実演やワークショップ、産地の風土に根付いたフードマルシェなどが出展予定です。さらに工芸とハプティクス(デジタル接触伝達技術)、いけばな教室、かつて日本の製鉄を支えたたたら吹きの再現など、必見の特別コンテンツが皆さんを出迎えます。


出店ブランド :

SASAKI /弘前こぎん研究所 / OIGEN /大館工芸社 /アルテマイスター /スノーピーク/玉川堂 /すずもの提灯 / Sghr /亀の子束子西尾商店 /こまぐむ /WAZAO-IPPON feat.江戸和竿 /駿府の工房匠宿 /まくらのキタムラ / HI DA /松島組紐 / BROOK FURNITURE CENTER /指勘 /かもしか道具店 /鉢マニア /能作 /福井洋傘 /谷口眼鏡 / Hacoa /漆琳堂 /箸蔵まつかん /山次製紙所 /五十嵐製紙 /清原織物 /高野竹工 /中川政七商店 /パックインタカギ / SOCKS FACTORY SOUKI /大和工房 /北岡本店 /エコノレッグ /堺一文字光秀 / FUJITA KINZOKU / waccara / HOTTA CARPET /和泉木綿 /注染手ぬぐい にじゆら/菊井鋏製作所 /中井産業 /和ろうそくkobe松本商店 / ISHIDASEIBOU / FLAT(髙田織物)/SHAQUDA /たなべたたらの里 /竹虎 /増田桐箱店 /鍋島虎仙窯 /ヤマチク/琉球びんがた普及伝承コンソーシアム /壺屋焼窯元育陶園



開催の背景

一般社団法人日本工芸産地協会は、産業として衰退のみえる伝統工芸に対し、革新的なデザインやブランディングにより持続可能な発展成長を目指す工芸製造企業経営者が、将来の工芸産地像を描くために集まり設立。2025年大阪関西万博にて『工芸産地での出展』を目指し2021年第1回日本工芸産地博覧会を開催しました。全ての出展ブランドが体験ワークショップを実施することが最大の差別化要素であります。この開催成功で、工芸で日本の未来に豊かな文化を醸成することを目指していきます。


主催:一般社団法人日本工芸産地協会

特別協力:読売新聞社

運営:日本工芸産地博覧会実行委員会

特別協賛:日本航空株式会社 

後援:公益社団法人2025年日本国際博覧会協会(予定)

協力:株式会社JTB、株式会社シティライフ、NEW 万博記念公園マネジメント・パートナーズ、西日本旅客鉄道株式会社、Peatix Japan 株式会社