小豆島カタチラボは、調査・検証・解体・編集・再構築というデザインのプロセスをたどり、「小豆島でみつけたカタチ」から「小豆島の新しいカタチ」を導き出すプロジェクト。瀬戸内国際芸術祭2013にて展開し、瀬戸内国際芸術祭2016の秋会期にも出展しました。
島の日常は私たちにとっての非日常であり、これまで気づくことがなかった私たちの日常に、新しい発見や視点を与えてくれます。小豆島で私たちが目にしたカタチ。この土地に住まう人たちの知恵は、道具や材料、田畑や食材、調味料や加工品、構造物や文化、時には政治的なことをも巻き込みながら、その随所にあらゆるカタチを刻んでいます。
機能的に作られたカタチ。神秘的な状況から創られるカタチ。カタチから連想した仮説に、思考のやりとりを交換するプロセスを重ね合わせることで、私たちが直感的に反応したカタチがもっている、文化的側面と必然的側面を見出していきたい。そんな私たちの想いと集合知を蓄積した新たな視点を共有する、日常の視点の交換を生み出す場、小豆島カタチラボ。調査・検証・解体・編集・再構築というデザイン思考のプロセスを辿りながら、小豆島の新しいカタチを見つけ出したいと考えています。
CASE 01 地形 -暮らしをつくるかたち-
地形によって町のつくられ方が変わってくる。小豆島の各地をめぐって感じたのは、それぞれの地区が持っているキャラクターだった。地形が人をつくり、コミュニティをつくっている。きっと暮らしのための知恵も、それぞれの場所で必然的に生まれているのだろう。
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Team
制作|佛願 忠洋(設計)