大阪・西本町にある美容室「rasiku」は、ヘアサロンとライフスタイルショップを一体の空間として捉え、用途を明確に分節せず構成した空間です。
カット、シャンプー、ショップ、スタッフスペースといった機能は、素材の切り替えや動線の変化によって緩やかにつながり、場の性格が段階的に移ろう空間としています。中央には回遊性のあるカウンターを設け、可動式ミラーを組み合わせることで、動線や使い方に柔軟性を持たせています。
主材にはラワン合板を用い、曲面やルーバーによって視線と空間にリズムを与えています。素材の連続性とディテールの抑揚により、用途を明確に区切らない空間のなかに、静かな領域性を生み出しました。
ヘアスタイルだけでなく過ごし方においても、既存の美容室の価値観にとらわれず、「rasiku」いられる場であること。日常の延長にある居場所のようなあり方を、空間によって支えることを目指したプロジェクトです。










Team
設計:黒越啓太
施工:有限会社美安住
什器製作:ソナワリラボ
撮影:竹田俊吾









