甲賀市・三条市「鉄と火と土と、in 大阪・関西万博」

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大阪・関西万博2025にて行われた万博首長連合主催の「LOCAL JAPAN展」にて、滋賀県甲賀市と新潟県三条市による合同展示「鉄と火と土と、」のクリエイティブディレクション、コンセプト立案、展示設計、グラフィック制作などを担当しました。

本イベントは、2025年7月28日から7月31日にかけて大阪・関西万博会場内のメッセ「WASSE」にて行われ、地域に溢れる「日本の奥深さ」を五感で楽しみ、味わっていただく体験型イベントとして開催。東北から沖縄までの43自治体(地域)が、6テーマ・14の共創コンテンツとして、魅力を披露する場として展開されました。

信楽焼に代表される窯業のまち・甲賀市と、三条鍛冶の伝統を受け継ぐ金属産業のまち・三条市。展示では「文化・伝統技法を未来へ」というブーステーマのもと、二つの地域に根づくものづくりを、素材や技術、風景を通して紹介しました。さらに、職人による実演を取り入れることで、ものづくりの臨場感を間近で体感できる場として設計。grafはコンセプトや空間設計をはじめ、ネーミング、グラフィックなどを幅広く担当しました。

三条市のものづくりを支える素材「鉄」と、甲賀市のものづくりを支える素材「土」、そしてどちらにも欠かせない「火」。これらを起点に、脈々と受け継がれてきたものづくりの原点を表現したタイトルです。
「と、」の余白には「人」や、「未来」、「産業」、「歴史」などの多様な要素がつながり、広がっていくことへの願いを込めました。

あたたかく柔らかなトーンを基調に、鉄・土・火という素材が姿を変えていく姿や、未来へと続くものづくりのうねりを表現しています。

また、甲賀市が販売した「古琵琶湖紫香楽陶御籤(こびわこしがらきとうみくじ)」のパッケージを展示にあわせてデザイン。なかには古琵琶湖層という古代の堆積物を含んだ粘土を使い、ひとつひとつ手作業で成型し薪窯で焼成した陶器のおみくじが入っています。

Team

クリエイティブディレクション|服部滋樹(graf)
プランニング・アートディレクション|村川晃一郎(graf)
プランニング|米山菜乃花(graf)
展示空間・什器設計|武田紗里(graf)
デザイン|吉田瑞紀、河野彩音(graf)

什器製造|株式会社ドッツアンドラインズ

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