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冬灯 – 古谷宣幸・古谷朱里 二人展 –


11月29日(土)より、大阪・中之島の graf shop にて、古谷宣幸・古谷朱里 二人展「冬灯(ふゆあかり)」を開催します。
信楽の地で作陶を続けるお二人。冬の気配が深まり、白い息が立つこの季節に、それぞれの手から生まれるあたたかなうつわが並びます。


古谷宣幸さんのうつわは、粉引や黒釉、刷毛目など、土の質感と釉の景色が静かに響き合う、和の趣に満ちています。料理を盛ることでその姿を完成させる、用の美を感じさせる器たち。日々の食卓に寄り添いながら、深い味わいを添えてくれます。


一方、古谷朱里さんのうつわは、鮮やかな釉薬と軽やかなフォルムが印象的です。マグカップや花器、ピッチャーなど、手に取るたびに心がほぐれるような明るさと柔らかさを宿しています。

古谷宣幸さんの土の深み、釉の景色。
古谷朱里さんの色と形のやわらかさ。
それぞれの個性が異なる灯のように、空間の中でやさしく響き合います。異なる世界観でありながら、どちらも“暮らしに寄り添う美しさ”を大切にするお二人。寒さの深まる季節に、心に灯るようなうつわの光を、どうぞごゆっくりとご覧ください。

関連イベント:酒祭り -おでんと日本酒 七本槍-

展示初日の11月29日(土)は、同じ滋賀の地で酒造りを続ける冨田酒造さんをお迎えし、古谷宣幸さんの酒器を使って日本酒「七本槍」と、graf kitchen特製のおでんを楽しむイベントを開催します。
あたたかい湯気の立つおでんと、滋賀の冬の風土が育んだ酒、そして信楽のうつわ。
それぞれの手仕事が交わる一夜を、ぜひご一緒にお楽しみください。

■冬灯 – 古谷宣幸・古谷朱里 二人展 –
会期|11月29日(土)- 12月14日(日)
時間|10:30−18:00
定休日|12月1日(月)・8日(月)
場所|graf shop(大阪市北区中之島4-1-9 graf studio 1F)
問合せ|06-6459-2100(担当:信川)

■関連イベント
酒祭り -おでんと日本酒 七本槍-

11月29日(土)14:00–22:00
会場|graf porch(大阪市北区中之島4-1-9 graf studio 2F)
協力|冨田酒造(七本槍)/graf kitchen

プロフィール|
古谷宣幸

1984年滋賀県甲賀市信楽町生まれ。
京都嵯峨芸術大学短期学部陶芸コース卒業後、アメリカ・アン ダーソンランチアートセンターにて作陶、同年、滋賀県立陶芸の森レジデンスアーティストとして招聘され作陶に励む。
2008 年デンマーク・スケルツコーにて作陶。
2009 年、岐阜県土岐市「花の木窯」にて作陶。
現在は信楽にて作陶。
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古谷朱里
1974年 奈良県生まれ。
京都嵯峨芸術大学短期大学部陶芸コース卒業後、中里隆氏に師事。
滋賀県立 陶芸の森にて作陶。
2008年 デンマーク・スケルツコー、そしてアメリカ・アンダーソンランチアー トセンターにて作陶。
2009年 岐阜県土岐市花の木窯にて作陶。
現在は信楽にて作陶。
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冨田酒造
琵琶湖の最北端、賤ヶ岳のふもとに佇む冨田酒造。旧北国街道の宿場町・木之本宿で、天文三年の創業以来、四百七十年にわたり酒を醸し続けている。
雪深い湖北の地で、今も昔ながらの厳寒仕込みにこだわり、清らかな水と冷たい空気の中で、凛とした酒を生み出している。
銘柄「七本槍」は、賤ヶ岳の戦いで勇敢に戦い、秀吉を勝利へ導いた七人の若武者に由来。以来、「勝利の酒」「縁起の良い酒」として、多くの人に愛されてきた。