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Narrative, in making「Wall Shelf」

9月22日にオリジナル家具シリーズ「Narrative」の新作家具をリリースいたしました。

Narrativeのコンセプトである「暮らしのスタンダード」をおさえつつ、grafにまだないデザインにチャレンジしたいとの思いで、家具と空間に日々向き合う設計担当のスタッフが提案したものです。

家具は、使い方を限定させてスッキリとみせることも使い勝手をよくする方法のひとつではありますが、住み方にあわせたフレキシブルさが必要だと感じていました。 

そこで、使う方自身でカスタマイズできることを条件とした「最小単位の棚」を考案。
図面に起こしたのはgrafで20年活躍するプロダクトデザイナーです。

 

ご購入していただいた方が家で取り付けることを考えた際に、
完成品を見て自分でもつくれると思っていただけるくらいデザインをしなくてよいも、そのくらいシンプルでミニマムな棚にしようと考えました。
 
構造や量産体制など、デザインのほかにクリアしないといけない課題がいくつかあり、着地点を見据えながら慎重に進めていきました。

何度かの検証の末、奥行きは18cmに決定。
幅は70cmで狭すぎず広すぎずの使いやすいサイズで、見た目よりも収納力があります。
シンプルなアイテムなので、木材は少し個性がでるウォールナットを選び
丈夫で長持ちし経年変化も楽しめるように無垢材をオイル塗装で仕上げました。

また、連結、拡張ができる前提で、並べて使用しても一体感がでるように調整しました。
家具工場が自社にあることで、家具職人の意見も細かく聞きながら
製造過程の細かなコストの見直しなども含め、妥協がないものに近づけていきました。

本やオブジェなどお気に入りを並べるためのスペースとして最小単位で使用いただく用途にも、
お店で複数連結して使用いただくのにも使用しやすい順応性が高いシェルフです。
ミニマム×本物の素材で飽きのこないものが作れたと確信しています。

デザイナー本人もキッチンに設置し、コーヒーミルや調味料、スパイスなど毎日使うものを置きたいと考えています。



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