Progress of graf

あなたと同じ日、同じ季節。私たちはあなたと同じように暮らしながら、
新鮮な発見や驚きを素にgrafをつくっています。

2014.07.27

アート小豆島・豊島2014

昨年の瀬戸内国際芸術祭2013に引き続き、小豆島ではアート小豆島・豊島2014という芸術祭が開催中です。去年、小豆島の醤の郷+坂手港プロジェクトに関わったメンバーもだいたい参加しています。もちろんgrafも。今回grafは鳥取で滞在型複合スペース“たみ”を運営しているうかぶLLCと一緒に「馬木の家」というプロジェクトを立ち上げて、昨年の瀬戸芸よりお世話になっている馬木地域を中心に行動・活動をし、まちの人たちと一緒にワークショップをします。


うかぶLLC / photo: Patrick Tsai

僕たちがつくろうとしているものは「絵本」。絵本と言っても絵ではなくて写真をつかった絵本のような本を想定していて、住民の方から聞いたお話を元に、僕たちが空想のお話(ファンタジー)をつくっていきます。昨日(26日)は、そんなgrafとうかぶLLCの取り組みに協力してくれるすてきなパートナー、写真家のパトリック・ツァイ氏が小豆島にやってきました。7月19日から芸術祭ははじまっていたけど、いよいよ本格的に動き出します。わりと流動的にワークショップを行うので、何月何日の何時にここに集合!という感じにはならないのですが、島内のどこかで僕たちを見かけたら、ぜひ声を掛けてやってください。どうぞよろしくお願いいたします。

小坂逸雄(from 小豆島)






写真左から 私・小坂(graf)、Patrick Tsai、三宅航太郎(うかぶLLC)/ photo: 太田有紀(小豆島カメラ

2014.03.01

スポロガム、刷ル?

2月23日からスタート致しましたPERSONAL。今回はSPOLOGUMを迎えての企画です。2月22日に開催致しました「TOO TOO TOO de Da Da Da !」で生まれた作品や、grafとの共同開発した商品と多数のアイテムを楽しんで頂けます。そして、SPOLOGUMとの企画では恒例のシルクスクリーンのワークショップ。もちろん今回もあります。期間は3月4日~16日の平日限定で開催致します。そして先日、準備も兼ねゲストを招いて先行でワークショップを行いました。来て頂いたのは、SPOLOGUMのお取り扱いもあるアパレルSHOP、「Johnbull」の梅田店スタッフでもあり、「DOBERMAN」でトロンボーン担当の末廣一仁さん。「Johnbull」の社長とも交遊がある、美容室「Maruche'(マルチェ)」のオーナー、石丸久美子さん。映像ディレクターで「Frame bird」の代表の上球音さん。フリーランスPAエンジニアの田口淳一朗さん。「ANGERS」スタッフの竹内由里子さんの5名。

写真右:末廣一仁さん 写真左:上球音さん

今回のワークショップは、参加して頂く方にプリントしたいアイテムを持参して頂く内容です。SPOLOGUMさんからお借りしたインクは、布など水分を吸い込む素材であればインクが定着して洗濯しても落ちないということなので、末廣さんたちには服を中心に準備して頂きました。末廣さんは、大胆にもセットアップの服に同じプリントをされました。なんとも贅沢なキャンバスです。着なくなった服を生まれかえさせる事はもちろんですが、まだまだ着れる様なアイテムにワンポイントも素敵です。graf スタッフが「そんな良い服に刷っても大丈夫ですか?!」と聞きたくなるぐらい、次々とプリントして頂きました。

そして石丸さんは、実際美容室で使用されている、カットクロスに大胆にプリント。服のリメイクがメインになるだろうと思っていたワークショップで、お仕事に使用している道具のカスタマイズをして頂けたのはとても感慨深いものがありました。今現在、実際に使用しているという事なので、気になる方は是非、Maruche'(マルチェ)に髪を切りに行って頂ければ、実際に観る事が出来ますので是非。

写真:石丸久美子さん

末廣さん達は、音楽イベントを企画する事もあります。楽しみ方を知っている方々なので、スタッフが基本的な説明をしたら、制限時間の中で楽しめるだけプリントを楽しんで頂けました。中には、着ている服に直接プリントを刷るアクロバットな光景も登場。刷りやすい平面ではなく、立体的なものにまで挑戦して頂けました。

写真右:田口淳一朗さん

写真:竹内由里子さん

実際、一度刷ってしまえば二度とインクは落ちません。ですが、程よい緊張感でモノをつくるのは、なんとも言えない気持ちの高揚を感じて頂けます。「うまくいった」や「失敗した」、そんな言葉を今回もたくさん聞きましたが、皆さんその経験を純粋に楽しんでいただけたようでホッとしました。

今回は準備も兼ねていたので僕の知人を招きました。もちろん、知り合いだから気楽にして頂けたかもしれませんが、どんな方が来て頂いても同じように充実した時間を楽しんでいただけると思います。3月4日からワークショップを開始致します。ひとりでも多くの方に、この楽しい体験をして欲しいので、お気軽にお問い合わせ下さい。お待ちしています。


shop 澤

 

 

 

 

 

 

 

 

2013.12.26

ここのひとと

graf代表の服部滋樹が特別客員教授を勤める名古屋芸術大学デザイン学科。今年同科で服部が担当していた授業では、学生たちが大学周辺に暮らす人たちの“日常”をフィールドワークをして調査し、その成果発表としてドキュメント映像「ここのひとと」を制作しました。この映像作品は地域の住民の方を招いた上映会で公開され、その様子は大学と地域を繋げたデザインプロジェクトとして新聞などでも取り上げられました。今、変化しつつあるデザインの役割やその可能性。それを実践したとも言えるこの取り組みはどのように進められ、関わった学生の皆さんにはどのような手応えと変化をもたらしたのでしょうか。先日grafにやってきた同学科の学生、講師の方たちにお話を伺いました。


写真右:水内智英さん

「ドキュメント映像の“ここのひとと”は、2012年に服部さんと取り組んだ特別授業である晩餐会プロジェクト“土と人のデザインプロジェクト – ゼロから晩餐会をデザインする –”が伏線になっています。そのプロジェクトでは、晩餐会をするために地域の素材や魅力などの資源を調べ、地域に「あるもの」と「ないもの」を調査しました。あるものから晩餐会のための何かをつくり、ないものは自分たちでつくる。地域の人たちとコミュニケーションを図ることを目的に、あるひとつの場をつくるということがこの晩餐会のテーマでした。その活動記録として映像を撮っていたのですが、今回は映像をつくることそのものがプロジェクトになったという感じです(講師:水内智英さん)」。

名古屋芸大デザイン学部「土と人のデザインプロジェクト - ゼロから晩餐会をデザインする」 from Lifestyle design, NUA on Vimeo.

この晩餐会のプロジェクトを通じて「人こそが資源」ということに気が付いた学生さんたちは、地域に住む人たちにどんどん興味が湧いていったそうです。再び大学を飛び出し周辺の住民の方たちの元を訪れます。「ここのひとと」では日常に焦点が当てられた、さまざまな職業の人たちが登場します。主人公となった地域住民の方たちは、学生たちの質問に対して自身の仕事のことや個人的な考え、生き方などを赤裸々に語っています。


画像:ここのひととのワンシーン

「はじめは地域の皆さん方の普段の生活やお仕事をしている時間に、私たちがどこまで立ち入って良いのかがわからず毎回緊張していたのですが、機会を重ねるうちに自然とその地域にいる方のほうから話しかけられるようになっていきました。お陰でこういったフィールドワークが特別な行為ではなく私の普段の生活に馴染んできた気がしています。北名古屋市に住んでいるんだな、と実感することができるし、私生活も心も満たされていると感じます。いろんなところで顔も覚えてくださっているのでうれしいです(末竹汐里さん)」


末竹汐里さん

晩餐会のプロジェクト、ドキュメント「ここのひとと」は、大学と地域の方たちが協同でつくりあげていったプロジェクトだと言えます。これまでにも地域と大学が連動した活動はあったそうですが、今回の取り組みとの違いはそれぞれの関係性の中から見つけたものが自然と形になっていったことのように感じます。

「これまで大学で、このような形で積極的に地域の方たちと関わるプロジェクトを実施したことは少なかったように思います。そもそも周辺の方たちにとって我々大学側が何をしているのかがわからないという状況もありましたので、お互いにコミュニケーションの取り方がわからなかったのかもしれません。今回は地域の方に直接お会いしてお話をお聞きしたことが、お話いただいた方たちに我々のことを理解してもらえるきっかけになったのではないでしょうか(講師:水内智英さん)」

映像を見ていると、地域の方たちの自然な表情から学生の皆さんの苦労や努力、地域の方たちと築いた信頼関係が伝わってきます。自分が関わっている地域のことを知ることは、学生たちが思っていたデザインに対する考えとどのように繋がっていったのでしょう。


写真左:稲垣美帆さん 右:社本真里さん

「私は立体物や平面のものをつくることだけでなく、何かが形になるまでの過程をデザインだと考えていています。一人では何かをつくることができないということはわかっていたつもりでしたが、改めて人との繋がりがないと何も出来ないのだということを実感しました(稲垣美帆さん)」
「つくった映像から“人”がそのまま伝わってきたことがおもしろかったです。その人たちの雰囲気、喋り方、表情などから、地域のこともよくわかりました。人ほど説得力があるものは無いですね、人と接して何かをつくり出すことに対して興味が湧きました(社本真里さん)」

撮影から編集までの全てを学生の皆さんが担当した「ここのひとと」。映像の撮り方だけでなく編集を踏まえた撮影のポイントを特別講師の方に手ほどきしてもらいながら制作したとのことです。編集中に必要な映像が足りないとわかれば、何度でも撮影をしに行きインタビューを繰り返し、お話をする機会を重ねるたびにその関係性は築かれて行きました。
土(地域)と人に触れたデザインプロジェクトはこれからも続いていきます。来年1月にはウェブサイトも立ち上げる予定とのことで、このプロジェクトがどのような発展をしていくかとてもたのしみです。名古屋芸術大学デザイン学科の皆さんの今後に、私たちはこれからも注目していきたいと思います。




小坂逸雄(PR)

2013.12.07

木のスプーンづくり at ふくやま美術館



11月23日(土)にふくやま美術館にて開催されていた特別展「観じる民藝 尾久彰三コレクション」の関連イベントとして、スプーンづくりのワークショップを開催させていただきました。各地で開催されているワークショップは「つくってわかる?ツールのルーツ!」と題して、スプーンやナイフ、器などを参加者の皆さんに製作していただいてます。つくるたのしさを伝える機会としてはもちろんですが、もう一つの目的としては、普段使っている道具が「なぜそういう形をしているのか」を考えながらつくってみるところにあったりします。 持った時の手への馴染み具合や、道具を握りしめたときに手のどこに力が入っているか、スプーンならばすくう部分の深さやその角度、スプーンを口に含んだときの丸みなどと、あまり気にしなかったであろうことを改めて観察してみることで、道具そのものにも興味や関心が生まれてくるし、つくるものの形にもしっかりとした理由や目的などができると考えているからです。とはいえ、やっぱりたのしんでつくってもらうことが一番なので、別に内容的にはアカデミックに偏っているわけではないのですが。



写真右側のような角材を切って、削って、やすって、塗装までおこないます。左側は参加者の方がつくったスプーンです。とてもすてきな佇まい。つくられたモノは、つくった方の雰囲気をまとっているように見えるから不思議です。塗装までの所要時間は、毎回なんだかんだで4時間くらいかかってしまいます。長時間なのにも関わらず、皆さんの集中力には毎回感心してしまいます。



今回参加された方の中に、ご自身が気に入って使っているというスプーンを持参された方がいらっしゃいました。丁寧に鉛筆で下書きをして切り出し、ノミ、小刀、やすりをつかって慎重につくっていました。楽器を練習するときも楽譜を見て、曲にあわせて演奏して技術を高めたり技法を知ったりしていくし、スプーンをコピーするというのはおもしろい方法だと思いました。





形の話だけでなく、木を削ってみると、堅いところやそうでないところ、木目の流れる向きで刃の入り方が違ったりと、意外といろんな発見が多いかと思います。素材に実際に触れてつくってみることで得た気付きから、身の回りのものの見方にもうひとつの視点が加わったのだとしたら、ワークショップをした僕たちの意義としてとてもうれしいです。

今回もまたたくさんの方にご参加いただきました。ありがとうございました。わきあいあいとした雰囲気でとてもたのしかったです。ふくやま美術館の平泉さん、羽原さん、関係者の皆さま、たいへんお世話になりました。またぜひ福山に遊びに(仕事です)行きたいです。講師を勤めた手塚くん、稲毛くんもおつかれさまでした。

小坂逸雄(PR)






2013.12.02

木のスプーンづくり in 豊中市(大阪)



grafのラボスタッフ(家具職人)たちによる「木のスプーンづくり」のワークショップを、先日開催されたとよなか産業フェア内にて行いました。ちょうど一年前に家具工場を豊中市に移転し、新参者として地域との関わり方を探っているところだった私たちにとっては、とてもよい機会でした。木のスプーンをつくるワークショップは、「つくってわかる?ツールのルーツ!」と題して各地で開催していますが、今回は晴れて地元での開催と相成りました。



講師を勤めた手塚くんが発した「今回は市販されていないような激しいモノをつくってみましょう」という意外でナイスなひと言で、参加者のリミッターが外れたのでしょうか。皆さん大胆な形に挑んでいました。今回は作業時間や対象年齢の関係で、スプーンのすくう部分はあらかじめラボスタッフたちが下準備をし、参加者の方には主に持ち手の部分を加工してもらう形で進めましたが、それでも思うように削ることができない木の扱いに皆さん悪戦苦闘。しかし祈るように木を削る姿は修行僧のようで圧巻でした。



「つくったスプーンでなに食べるの?」「カレーっ!」「シチューっ!」(声デカっ)。自分でつくったスプーンで食べる料理は最高においしいと思うよ。そしておいしかったらお母さんにお礼のスプーンをつくってあげてね。やっぱりつくるからには目的がないとね。

ということで、grafの家具工場は豊中市にございます。来年のワークショップ開催計画も徐々に進めていますので、その時は皆さまどうぞよろしくお願いいたします。

小坂逸雄(PR)

2013.11.29

柚子の収穫


大阪はここ数日で突然冬になりました。風も冷たく厳しくなりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。先日、箕面ビールさんにお誘いいただき、D&DEPARTMENT PROJECT OSAKA店のスタッフの方たちと柚狩りに行ってきました。天候にも恵まれ今よりも気候は高く、ピクニック気分で楽しみました。とはいえ、一応目的は箕面ビールさんの人気商品「ゆずホ和イト」のための収穫のお手伝いです。箕面ビール本社に集合し、そこから車に揺られること小一時間。能勢茸屋本舗に到着しました。原木栽培のしいたけ狩りとバーベキューが出来る、食いしん坊にはたまらないところ(でも、今回は箕面ビールさんの人気商品「ゆずホ和イト」のための収穫のお手伝いです。いちおう)。驚くほどあっさりとした収穫時の注意が説明された後、皆収穫に取りかかりました。



小豆島カタチラボに於いて、各会期開催された“お弁当の会”のたびに小豆島の農家さん方を訪ねたことで、grafでは収穫王子の異名を持つことになった、なっかん(中野隼)も同行。収穫作業がはじまると皆、無言になっていきます。料理をするときも感じるのだけど、刃物を持って食べ物と向かい合うときは、どこか厳かな気分になります。黙々と柚子と向かい合って精神統一。



収穫体験というのは、はっきりいって農産者の方たちのお仕事のほんの一部分のことなので、ここだけを体験して「たのしい!」と言い切ってしまうのはたいへん恐れ多いのですが、しかしポコポコ実を付けた木を目の前にするとやっぱり単純にたのしい気分になります。今回収穫した柚子の木は、実生(接ぎ木せず種から育てたもの)から育てられたものだと聞きました。聞くところによると、実生の柚子の木は実が成るまでに十数年かかるそうです。拝みたくなる時間のかけ方に感動。おいしいものが自分の口に届くまでって、やっぱり時間がかかるものなのだな。能勢茸屋本舗さん、箕面ビールさん、貴重な体験をありがとうございました。今回収穫した柚子をつかって、現在収穫王子はお菓子の試作中です。近日中にメニューに登場し、皆さまのお口へとお届けしますので、どうぞお楽しみに。

小坂逸雄(PR)

2013.11.13

瀬戸内国際芸術祭2013 小豆島が終わってから思うこと

遅ればせながら瀬戸内国際芸術祭2013が先週11月4日(月祝)に終了しました。関わる事ができた皆さんに、ご来場の皆さんに、応援してくださった皆さんに、感謝の言葉を贈りたいです。本当にお世話になりました。ありがとうございました。


(2013年10月27日 山吉邸お弁当の会にて 撮影:MOTOKOさん)

さて、僕たちの展示テーマは、スタッフそれぞれが小豆島で見つけたモノをリサーチして新しいモノをつくる(ざっくりと言うと)というものだったので、春・夏・秋の三会期それぞれでリサーチ経過を展示していきました。展示入替期間中もリサーチは続くので大阪では皆、必死に作品制作に励んでいました。作品展示だけでなく各会期にイベントを開催したのでそのための準備や関係者とのやり取りもまぁまぁ頻繁に取り交わされ、小豆島にもうひとつgrafの活動拠点が出現した感じになりました。こういう状況が小豆島に出来たことに対して、僕たちが自身の取り組みへの感想を言うのはおこがましい気がするので控えておこうと思ってるんだけど、うまくいったこともそうではなかったこともきっとたくさんあって、でもなんとか何かに到達して、なにかが成立するというところに面白さと恐ろしさを感じたりしています。恐ろしさ、というか責任の重大さに気付かされたという言葉が当てはまると思うんだけど、それはもうgrafという組織に属している一人ということではなく、自分個人としての資質を試されているような恐ろしさで、はっきりいっていろいろなことに怯えながら取り組んでいました、僕は。無事に終わったーという感想もあるけれど、果たしてそれで良かったのか?とも思ったり。いろいろ挑戦したようにも思うし、やりきれなかった気もするし、本質的なところに訴えてくるこの感覚がいったい何なのか、未だに整理がつかないです。芸術祭参加作家としての立場がそう考えさせているからなのかなんなのか。

ちょっとネガティブな言い方になってしまったかもしれないですが、いろいろ学ぶことが多かったし、それはとても楽しかったです!なにより、ありがとうございます!という気持ちは確実にあるので、何とぞご容赦くださいませ。

瀬戸芸で、小豆島で関わった全ての皆さんへ
たいへんお世話になりました。またどこかでお目にかかるのを楽しみにしています。

飯田将平くんへ
また一緒に釣りしましょう。

小坂逸雄(PR)

2013.09.26

ロケットメイキング

9月14,15,16日と行われたDESIGNEAST04において、graf+yusuke hottaとして昨年に引き続き出店したFANTASTIC TABLE。今年はより参加者に調理を体験してもらうために、ロケットストーブを使いました。ロケットストーブとは、簡単にいうと薪を燃料として効率的に高温の炎を得ることのできる調理器具のことです。


今回使ったロケットストーブは、滋賀県で排気筒等を製造されている「大鋼製作所」で今回のために製作、提供頂いただきました。ロケットストーブそのものだけでなく、その製作の過程がおもしろかったのでご紹介したいと思います。

大鋼製作所では、以前よりロケットストーブを試作されていました。商品化にまでは至っていないその試作機を一台お借りして使ってみたところ、火力は充分。しかし、実際に調理するためには、改善すべき点、追加すべき点が見つかりました。そこで工場にうかががい、改良版に向けてのミーティングを行うことに。この時、DESIGNEASTの10日前。僕たちもどんなことができるのか、全く分からない状態でした。

9月5日(木)、大鋼製作所。

まず代表の有本さんより、普段の仕事のことやロケットストーブを作りはじめたきっかけなどをうかがい、grafメンバーからは試作機を使ってみた感想や改善すべき点などを話しました。その後、時間をかけて工場を案内していただきました。

工場はとてもきれいに整理されていました。


普段じっくり見ることのない排気筒の部品たち。夕日に照らされて輝いていました。


これはエルボー。ステンレスの筒に溝を作って曲げることで製造します。

排気筒のトップ。落ち葉が入らないようにメッシュが取り付けられています。これは何かに使えそう。


この日の後、街中にある排気筒を探してはまじまじと観察してみたのですが、ここで見たものほどきれいなものはまだ見つけていません。

工場を見学させていただいた後で、ミーティングを行い、全員で知恵を出し合います。複雑な作りや時間のかかる工程は極力避け、大鋼製作所で日常的に行われている加工を用いることを前提として、使い勝手の改善と使って楽しいかたちを目指しました。


その場でアイディアをスケッチし、寸法、つくりかたを決めていきます。中華鍋を使うのに適した高さ、五徳の径、簡単には倒れないバランス、燃料となる薪のくべ方、空気調整のしやすさなどなど、、、


何とか形になりそうなところまで煮詰めて、その日は解散。次の日にそれぞれの部品の試作、週明けの月曜日からDESIGNEAST用ストーブの製作にかかっていただきました。
こうしてできあがったロケットストーブ。大鋼製作所による製作の過程で発見されたアイディア、実際に料理を行う堀田さんの意見も加わっています。





でもこれもまだまだプロトタイプ。DESIGNEASTで多くの方に使って頂いたおかげで、充分に使用に耐えうること、さらに改良すべき点が確認できました。これから大鋼製作所と共に、製品化を目指していきます

今回のロケットストーブの製作で、最も可能性を感じたのは、工場と実際に使う人との距離の近さ、意思疎通の速度の早さでした。実際に料理をする堀田さんの意見と、僕らのアイディアがあっという間にかたちになる。もちろんそれは大鋼製作所の技術あってこそなのですが。

いろんな工場がこんなふうに街に開かれて、誰もが「あっ、こんなものが欲しい」と思った時に、まるで街全体が自分自身の工房のようであったなら、日常の中のものづくりとそこから生まれる暮らしがもっともっと楽しくなるのではと思いました。

そんな世界を目指して僕たちに何ができるのか、考えてみたいと思います。


 

(井上/設計)

2013.06.16

『夜の植物園』

今年も4/12〜6/9日に開催していた『植物のある暮らし6』が無事終了致しました。
沢山のお客様に来店して頂き本当に有り難うございました。

期間中の5/24日に開催しました『夜の植物園』では、不思議な植物や綺麗な花が咲いている植物達を、その日だけ販売させて頂きました。
メインイベントとしては、清順さんがその日のためだけに開花調整をして下さっていた花がgraf studioに!!
どんな花が咲くかは、当日までのお楽しみ・・・・
スタッフ達で暗幕を製作し、開花調整して頂いたお花をジャーン!!とお披露目。の予定でしたが・・・
当日は清順さんがジャーン!の前に『本日の開花調整の桜は・・・』と言ってしまうハプニングも 。笑

そんなハプニングもりましたが、70名のお客様に囲まれてジャーン!と無事お披露目させて頂く事ができました。

                        ↓↓↓↓↓

5/24日はgraf studioに本当に素敵な1日限りの桜が満開に咲いておりました。



清順さん、花宇のスタッフのみなさま、そして暖かく『夜の植物園』を見守って下さった来場者のみなさま、本当に有り難うございました!
今回の『植物のある暮らし6』でも素敵な植物達に囲まれて素敵な2ヶ月を過ごす事が出来ました。
来年も、わくわくするような素敵なイベントを開催できるように頑張りたいと思います!!

shop 栃尾


 

                     


 

2013.05.20

『植物のある暮らし6』

今年で6回目の『植物のある暮らし6』。
今回も素敵な植物達が花宇さんから入荷しております!!

会期が4/12日から始まって約1ヶ月が経ちましたが、今年の植物達もとても可愛い子達が揃っております。

可愛い花を咲かせたり・・・
新しい新芽を覗かせたり・・・・
長く伸びた新芽が隣の植物に巻き付いていたり・・・

毎日の水やりは正直大変ですが、いつも新しい発見や成長が見られるので、会期中2ヶ月間だけの素敵な朝の時間です。
先日、植物が再入荷を致しました。今回も元気な可愛い植物達が揃っております。大きい庭木の植物も今回はオススメです。


今回の為だけに製作して頂いた、作家さんの植木鉢もご紹介致します。
・ONE KILN 表面が発砲釉でボコボコとした仕上がり。サボテンや個性的な植物との相性がとても良い植物です。
                     ¥6,510(税込み)



・山田隆太郎  綺麗な曲線の植木鉢。どんな植物との相性も良く、とても人気で完売しているサイズがあるほど。
                      [右]¥10,500[左]¥3,675(税込み)

期間中は“植物のある暮らし6”関連企画として、5/24(金)に西畠清順さんがgraf studioで、その日の為だけに花を咲かせてくれる『夜の植物園』を開催。

『夜の植物園』
日時/2013年5月24日(金)19:00〜21:30
入園料/1,800円(1ドリンク付き)
店員/60名※要予約
会場/graf studio1F
お問合わせ/tel:06-6459-2100 mall:shop@graf-d3.com

当日は、私たちもどんな花が咲くが知らされておりませんので、みなさんと一緒に感動的な時間を過ごしたいと思っております。
当日だけ購入できる、清順さんおすすめの植物達の販売も行います。こちらも是非お楽しみに!!
※当日はドリンクや軽食もお買い求め頂けます。
 

shop 栃尾