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Definition of symbiosis

Exhibition / Performance

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Photo/Yayoi arimoto

近年移住者の増加、人の往来が盛んになりつつある淡路島を舞台に、香りのアーティスト和泉侃、「おのころ藍」 による藍染めのチーム Awaji 藍 Land project、花のアーティスト篠崎恵美 (edenworks) の3者が協力し、淡路花博 20 周年記念花みどりフェアの会場の1つ、洲本市立図書館にインスタレーションを展開します。

作品が設置されているレンガ作りの建物は、元々は明治時代に建てられ、洲本の近代化に大きく貢献した鐘紡の 工場跡。
2007 年には経済産業省の「近代化産業遺産」にも認定され、歴史的な建造物というところもポイントです。
今回のプロジェクトを通して、新しいカルチャーがこの土地に根付く事、実際に訪れた際には歴史の深い淡路島 の魅力を存分に堪能していただければ幸いです。

 

和泉 侃

人が本来もっている躰の感覚を 取り戻せるような香りを届けたい

 

 

淡路島の土や植物に触れ、人が本来もっている躰の感覚を取り戻せるような香りを届けたいという思いのもと、様々なルーツに向き合い活動を続ける和泉 侃。今 回のプロジェクトで香りの原料となるのは、国生みとされている淡路島で生まれ 育った楠。中には900年ほどの樹齢を誇るものもある。

 

 

淡路島には夫婦大楠と命名されたオスとメスの株が一つになった天然記念物の 楠があり、「この土地に根付く古くからあるもの」をこの楠で表現したいと思いま した。楠の香りの重厚な趣に、肥松・ホーリーバジル・ユーカリといった淡路産の 原料を織り交ぜ、新旧が共存していく様を描きました。

作家コメントより

 

 

篠崎恵美 (edenworks)

手仕事の素晴らしさを伝えたい

 

 

篠崎恵美がデザイン・ディレクションを務める紙の花のブランド「PAPER EDEN」と いうシリーズで制作に参加。手仕事の素晴らしさを伝えたいという思いからこの シリーズをスタートし、今回のプロジェクトでは藍染めした紙を使い、淡路島に自 生している種類の花等をモチーフに制作を行う。

 

 

このシリーズのきっかけの一つには、造花を作るのが趣味だった母親の影響も有 るという。束ねる事や切り貼りする事、作業の工程はどちらも手仕事。作られたものには2つと無い温かみや愛着が生まれ、そういったものを届けていきたいという気持ちが「PAPER EDEN」の根本にある。 また、紙の花はリアルすぎず少しグラフィカルな造形に仕上げる事で、鑑賞者へ 想像する余白を生みだしている。

 

 

Awaji藍Land project

淡路島の《おのころ島》と言われている場所に準えて 「おのころ藍」と名付けています。

 

 

 

 

刈り取りした葉を乾燥させ、3ヶ月半かけて発酵させる。そうして蒅と言われる染料 を作りだす、丸1年をかけた手仕事。淡路島の《おのころ島》と言われている場所に 準えて「おのころ藍」と名付けています。 葉にいる微生物が好気性で、水と酸素を餌に発酵。葉の中に色素は1%くらいしか 入ってなくて、残りの99%を発酵させ分解することで凝縮版を作っているみたいな 感じ、蒅を作るのが藍師の仕事。そこから藍立と言って、その仕上がった蒅で染色 液にする作業。薪ストーブから出た灰に水を足し、撹拌。その上澄み液がアルカリ 溶液になります。

今回の取り組みの中で、障がい者の就労支援をしている*森の木ファームと連携し、 葉をちぎる作業をお願いしました。僕らの仕事は畑も染めも、時にはパッケージ作りなど、その時々の仕事を一緒に作業して、得意なことを見つけて就労に繋げてもらえたらという活 動に参加しています 。

染 め 職 人 と いうよりも 、『 A w a j i 藍 L a n d project』としては《みんなで作る青色》みたいな事を大切にしています。
2021年7月12日インタビューより抜粋

 

*森の木ファーム 南あわじ市に拠点を置く障害福祉団体。2012年、様々な偶然が重なり、淡路島の「森の木」という地に休業 した椎茸工場があり、障害者が中心になって働く椎茸工場「森の木ファーム」が始動。 http://www.morinoki-farm.com/

 

 

LP制作

Definition of symbiosisの専用webを制作しました。
各作家のプロフィールやSNSへのリンク、実際に足を運ぶ事が難しい遠方の方々に 向け、会場の様子をお届けします。

 

【web URL】 definitionofsymbiosis.com